知っておきたい時効の効果

2014.9.5|未分類

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時効とは、ある事実状態が一定の期間継続したことを法律要件として、その事実状態に合わせた権利ないし法律関係の得喪および変更を生じさせる制度のことをいいます。時効には、取得時効と消滅時効の2種類があります。

 

取得時効、消滅時効いずれの場合においても、一定の時効期間の経過によって時効に基づく効果を起算日にさかのぼって主張する権利を有することになります。

 

ここで、起算の日というのは、取得時効の場合であれば、対象物の占有をはじめた日、消滅時効の場合であれば、対象となる権利の権利者が、権利を行使できる日のことをいいます。そして、最も注意すべき大事なことがあります。

 

それは、時効の効果を発生させるためには、時効の援用といって、時効に基づく権利関係の主張をしなければ、時効の効果は決して発生させられないということです。

 

一定の時効期間の経過は直ちに権利関係の変動をもたらすものではないということです。

 

また、時効の効力は、時効の援用期間が満了した時点から発生するものではなく、時効の起算の日までさかのぼって発生します。

 

このことを時効の遡及効といいます。取得時効が完成すると占有者は、占有物の所有権を取得する効果が得られます。

 

遡及効が認められる結果、時効期間中に生じた果実は、元物を時効取得した者に帰属する効果を得ることになります。

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