除斥期間と消滅時効の違い

2014.9.5|未分類

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交通事故に遭った場合、慰謝料や治療費などを請求することができます。

 

しかし、請求せずに放置していると、1円も請求できなくなってしまうことがあります。

 

具体的には、加害者及び損害を知った時から3年以内に請求しなければ請求できなくなりえますし、加害者等を特定することができなかった場合でも、不法行為の時から20年が経過してしまうと請求できなくなってしまいます(民法724条)。

 

前者を消滅時効といい、後者を除斥期間といいます。

 

一定期間を経過すると請求できなくなる点では、共通しています。

 

しかし、両者の違いとして、前者には支払いを受けることができる例外的な場合があります。

 

まず、加害者が任意に支払う場合です。

 

消滅時効には、「援用」という概念が存在しており、支払義務を免れるか否かは当事者の自由に委ねられています。

 

加害者が責任を受け止め、素直に支払うのであれば、被害者は支払いを受けることができます。

 

第2に、途中で時効期間が「中断」している場合です。

 

たとえば被害者が、加害者に請求していた場合、請求の時点で、いったん時効期間が中断していることになり、改めて時効期間が経過しない限り、加害者は援用することができません。

 

 

このため、たとえ加害者及び損害を知ったときから3年間が経過していたとしても、被害者は支払いを受けることができます。

 

 

これに対して、後者には、「援用」や「中断」といった概念は存在しません。

 

これは、後者が法律関係の早期確定を根拠としており、公益的な側面が強いからです。

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